「親鸞会」の卒業と「念仏の信心」のススメ

親鸞会からの卒業と、いろいろな入射角で浄土真宗の領解を取り上げるブログです

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

㉖ 「カルト」について(後編)

「カルト」について、後編を書きたいとおもいます。 最近は、統一教会の話題がマスコミで報道されていますが、かつて大学の新興宗教系サークルとして統一教会系、オウム真理教系、そして親鸞会系の3つが目立っており活発な活動を行っていました。 かつて、…

㉕ 「カルト」について(中編)

前回に続いて、「カルト」について述べたいとおもいます。 親鸞会を退会した方が、同じような集まりに移ってしまっている、という話を最近耳にします。 それらの中には、私も参詣したことがある集まりがいくつかあります。 ただ、それらの集まりが親鸞会と同…

㉔ 「カルト」について(前編)

「カルト」ということについて、少し述べてみたいとおもいます。 「カルト」という用語は、メディアなどでしばしば用いられますが、学術的にはいまだ確かな定義はないようです。 統一教会の問題がクローズアップされ、堰を切ったように「カルト」問題が報道…

㉓ 2人の後輩

学生時代に、親鸞会のサークルの部長をしていたことがあります。 2人の心に残る後輩がいました。 S君は2年下、A君は3年下、2人とも理系の学部で背も少し小さく兄弟のようでした。 四国出身のA君が1年生のとき「S先輩が自分の下宿で食事を作ってくれた…

㉒「除名」ということ(後編)

「除名」について、少し書き足りないことがありましたので前回の投稿を(中編)にしまして(後編)を書きたいとおもいます。 親鸞会の「除名」は、組織の中では最も重罪という扱いなので生易しいものではありません。(一旦、組織の外に出るとたいした衝撃力…

㉑「除名」ということ(中編)

前回に引き続いて「除名」と言うことについて考えてみたいとおもいます。 親鸞会では、「除名」が一番重い処分とされていますが、これは親鸞会に限ったことではありません。 真宗大谷派の僧侶高木顕明は、1910年「除籍(僧籍削除)」の処分を付されました。 …

⑳「除名」ということ(前編)

「除名」ということについて考えたいとおもいます。 随分昔のことであり、あまり思い出すこともなかったのですが、先の投稿でブログを取り上げた近藤元講師と、親鸞会脱会ブログを書いている山も山さん、夕顔日記というブログを書いている方と私の4名は、か…

⑲「21世紀の浄土真宗を考える会」のブログ

親鸞会元講師の近藤智史氏が生前に書いていたブログ、 「21世紀の浄土真宗を考える会」のブログ記事を抜粋してアーカイブとしました。 関係者の了解を得ましたので、以下のURLに移管させて頂きました。21century-shinshu.hatenadiary.com: 今も褪せることな…

⑱「還相回向」について

「還相回向」について書きたいとおもいます。 親鸞聖人は、『教行信証』に、 「つつしんで浄土真宗を案ずるに、二種の回向あり。一つには往相、二つには還相なり」と述べられています。 「往相回向」は、私を極楽浄土に往生させるはたらき、 「還相回向」は…

⑰「不浄説法」について

「不浄説法」ということについて書きたいとおもいます。 「不浄説法」とは、 「自己の名誉や利益のために教法を説くことであり、誤った教法を説くこと」 とされています。 宗派によって少しづつ定義が異なりますが、趣旨は一緒と考えてよいとおもいます。 善…

⑯「乃至一念」について

「乃至一念」について書きたいとおもいます。 「乃至一念」は、 『大無量寿経』の中の「本願成就文」「下品上生」「弥勒付属文」3か所にあります。 法然聖人は、「乃至一念」は3つとも「行の一念」だとされています。 親鸞聖人は『教行信証』では「本願成就…